音楽史トライアル(中世)

14世紀のフランスの音楽

14世紀にフランスとイタリアで新しい音楽的革新が起こった。これを、ラテン語で新しい芸術または技術を意味するという。1320年頃に書かれたの同名の著作から採られた名称で、それまでの13世紀のキリスト教の神学を反映した音楽芸術を否定し、3拍子系の完全分割に加えて、2拍子系の不完全分割を受け入れ、さらに細かな音価の音符が導入されることにより、より自由なリズムや記譜が可能になった。

音符の色は基本的に黒色だが、同一曲で完全分割から不完全分割に変わるときに、赤い音符が用いられた。このような3分割から2分割への変化のことをという。