音楽史トライアル(古典派)

19世紀の合唱運動

19世紀のとくにドイツにおいては、合唱がさかんになり、数多くの合唱団体が設立された。そのなかでも中心的な役割を担ったのが、1791年にカール・フリードリッヒ・ファッシュによって生まれたベルリン・ジングアカデミーというの団体である。1800年からは、メンデルスゾーンの作曲と理論の教師でもあったフリードリッヒ・ツェルターがその指導者になった。

ツェルターはその後いくつかの合唱団体をつくったが、そのなかにはベルリン・リーダーターフェルというの団体が含まれる。その後、リーダーターフェルやリーダークランツと呼ばれる団体が次々と各地で誕生した。

なお、ツェルターは、オペラ《ウィンザーの陽気な女房たち》の作曲者の師でもある。