音楽史トライアル(ロマン派)

グノー

シャルル・グノーは、1818年にフランスのパリに生まれた。パリ音楽院で学び、1839年にはローマ大賞を得て、ローマに3年間留学することになった。そのローマでパレストリーナらの教会音楽を聴いたことが、彼がその後、《レクイエム》やミサ曲などの宗教音楽を作曲する基礎となる。フランスに帰国後は、オペラも作曲しはじめ、《ファウスト(フォースト)》や《ロメオとジュリエット》を発表した。

《ファウスト》は、1859年の初演当時は、と同じように語りの対話を用いて作曲されたが、10年後には、その対話をに変えるという改訂がなされた。

また、《アヴェ・マリア》は、ヨハン・セバスチャン・バッハの《平均律クラヴィア曲集》のの前奏曲を伴奏として用いた声楽曲になっている。