音楽史トライアル(ロマン派)

19世紀フランス音楽と異国趣味

19世紀には、ヨーロッパ以外の地域の音楽の要素をとりいれた異国趣味的な音楽がさかんに作曲されるようになった。19世紀のフランス音楽において東洋風の要素を取り入れた先駆的作品である《交響的頌歌「砂漠」》を作曲したのは、である。

ヨーロッパ以外を舞台としたオペラも多くなり、たとえばレオ・ドリーブのオペラは、インドでくりひろげられる物語である。

東洋風(アラブ風)の音楽を数多く作曲した人物としては、《幻想曲アフリカ》や《ピアノ協奏曲第5番ヘ長調「エジプト風」》などをつくったも挙げられる。