音楽史トライアル(近代)

プロコフィエフ その2

バレエ音楽を作曲したことでも知られるプロコフィエフは、20世紀初頭に人気を博したセルゲイ・ディアギレフのロシア・バレエ団のために音楽を提供している。ロシア・バレエ団最後の上演作品となった1929年初演のは、聖書のエピソードに基づいた作品である。

シェイクスピアの戯曲に基づくバレエ音楽《ロメオとジュリエット》は、1935年に完成されたあと、バレエとして全曲初演されるまでに約5年かかった。その間には、バレエ音楽から抜粋した2つの管弦楽組曲が初演されている。バレエの第1幕、キャピュレット家での宴のシーンの〈騎士たちの踊り〉は、組曲ではとなっている。

そののちも、シャルル・ペローの童話に基づくや、民話に根ざした《石の花》などのバレエ音楽を作曲した。