音楽史トライアル(バロック)

バロック音楽~ドイツ・オーストリーのヴァイオリン音楽

ザルツブルクの宮廷音楽家は、ヴァイオリンのためのソナタや戦争を描写した合奏曲《戦争》、聖書を題材にした《ロザリオ・ソナタ》などを作曲した。《ロザリオ・ソナタ》のロザリオとは、を意味する言葉で、カトリック教会において聖母マリアへの祈りを唱える際に用いられる数珠のこと。同ソナタは15曲のソナタと1曲のパッサカリアからなり、初版譜の各曲の冒頭には聖書の各場面を表わす銅版画が描かれている。各曲で異なる変則的な調弦が用いられるが、これをという。