音楽史トライアル(ロマン派)

19世紀のフランスの劇場 その3 オペラ・コミック座

1830年前後のオペラ・コミック座では、オペラ座でも活躍する作曲家の作品が上演された。たとえば、は、《フラ・ディアボロ》などのオペラを、オペラ・コミック座のために作曲した。また、イタリアの作曲家の作品も登場し、ドニゼッティのは、オペラ・コミック座で初演された。

オペラ・コミック座において、1875年にビゼーのが上演されたのは衝撃的な出来事であった。激情ゆえの殺人を描く作品をこの劇場で上演するのは、異例のことだったからである。

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