前ページのように２音を転回してから音程を判定するのが順当な方法ですが、以下のような簡単な方法もあります。
１）転回する前の音程を判定する。
２）下表にしたがって、音程の種類と度数を入れ替える。
完全
←→
完全
長
←→
短
増
←→
減
重増
←→
重減
１度
←→
８度
２度
←→
７度
３度
←→
６度
４度
←→
５度
この方法を用いれば、譜面上で音を入れ替えて判断する必要がないのでより簡単です。
ただし、もとの音程が間違っていると転回音程も一緒に間違えますのでご注意ください。
１）「完全４度」の転回音程は・・・
「完全」→「完全」、「４度」→「５度」だから、答えは「完全５度」。
２）「増２度」の転回音程は・・・
「増」→「減」、「２度」→「７度」だから、答えは「減７度」。
３）「重減３度」の転回音程は・・・
「重減」→「重増」、「３度」→「６度」だから、答えは「重増６度」。
言葉を入れ替える方法を覚えたら、実際に譜面上で音を転回して解答を求めてみましょう。正しく転回音程が導き出されていることが分かります。