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弦楽四重奏で聴音

ここでは弦楽器の音を聴音してみたいと思います。気軽な気持ちで挑戦してみてください。

取り上げる曲は “映像と音楽” にもあったブラームスの弦楽四重奏曲第3番の第2楽章です。

この聴音はやさしくはないのですが、つぎのようなメリットがあります。

学習のメリット

1、ピアノ以外の楽器の音色、音勢、フレーズ感に親しむ。

2、実際に演奏される作品なので、ずっと覚えていたとしても心地よく、教養にもなる。

(聴音をするとその課題はずっと覚えていたりします。)

3、旋律だけでなく、他のパートの動きも追うようになり、音楽全体の縦と横の響きを聴くようになる。

4、曲全体の構造にも気づくようになる。

5、テンポやリズムが揺れることもあり、1拍1拍をきっちり追うのではなく、フレーズの流れを感じとって聴くようになる。

なによりも大作曲家が残した名曲です。繰り返して聴いても気分がいいですよ。

準備

ここ をクリックして聴音用の楽譜( pdf )をダウンロードし、A4用紙2枚を印刷する。

聴音する音は第1ヴァイオリンで、楽譜で音が抜けている箇所です。1~5 の番号が記されています。

聴音の開始

ここでは第1ヴァイオリンのメロディだけを聴き取ります。

1、演奏を聴く。

楽譜を見ながら全体を聴く。この時に演奏のテンポを感じ、おおよその拍をつかむ。

何度か同じメロディが繰り返されるようならチェックしておく。

2、楽譜を書く

メロディを覚えるように聴き、書けるところから書いていく。(もちろん聴きながら書いてかまいません)

用意ができたら こちら をクリックして、音楽をスタートしてください。

注意

聴音用の楽譜と解答は、簡略化されています。

実際の楽譜では、強弱記号やレガートなどが、たくさん書き込まれています。

是非、実際の楽譜も参照してください。

 

解答を見たい場合

1、下のテキストボックスに、

2、「3の頭の音」と「5の頭の音」のドイツ音名を、半角英字で記入し、

3、「解答を見る」ボタンを押してください。

※ スペースは入れないこと。

例 / 3の頭の音が Gis、5の頭の音が F だった場合、「gisf」と入力する。