総合音楽講座 > 第6回 ロンド形式 > P3

循環部 A

[楽譜2]

まず の部分、8小節だけを取り出してみましょう。

4小節が2つ集まって A が成り立っている事が分かります(楽譜2の a a' )。

また、それぞれの4小節は更に2小節の小単位に分かれます。

前半はスタッカートによる8分音符から成り、後半は16分音符から成ります。

ここで、同じ総合音楽講座中の「メロディーの不思議」を参照して頂き、和音記号を入れてみましょう。

[楽譜3]

この和音記号から気がつく事があります。

3小節と7小節のみ和音の交替点が2拍目の裏であり、それ以外はすべて拍頭であるということです。

試しにこの2カ所も2拍目で和音が交替する様にバスの位置を変えてみましょう。

[楽譜4]

聴いて分かるとおり、原曲と比べ平凡でしょう。

こんな些細な事で音楽は生き生きと動き始めるのです。

さて、B の部分に進みましょう。