楽典解説 > 音符と休符(おんぷときゅうふ)  p.1

音楽を書き表すために、「音符」と「休符」を用います。

音符は音の長さを示し、休符は休みの長さを示します。

音符や休符の組み合わせによって、「リズム」が生じます。

リズムの周期的な運動によって「拍子」が生まれ、「小節」へと発展します。

ここでは、音符と休符の長さについて説明します。

音符

各音符の名称と長さを示します。長さは、4分音符を1とした場合の比率です。

名称

長さの比率

二全音符(にぜんおんぷ)

8

全音符(ぜんおんぷ)

4

2分音符(にぶおんぷ)

2

4分音符(しぶおんぷ)

1

8分音符(はちぶおんぷ)

1/2

16分音符(じゅうろくぶおんぷ)

1/4

32分音符(さんじゅうにぶおんぷ)

1/8

64分音符(ろくじゅうしぶおんぷ)

1/16

128分音符(ひゃくにじゅうはちぶおんぷ)

1/32

比率から求められること

4分音符1個(1)は、16分音符(1/4)4個と同じ長さになります。

=

4分音符1個(1)は、32分音符(1/8)8個分と同じ長さになります。

=

豆知識

128分音符など出て来るのか? と思いますが、ベートーヴェンがピアノソナタ第8番「悲愴」の冒頭などで使用しています。気になった人はぜひ楽譜を見てみてください。